昔は全て手描きだったポスターのグラフィック
映画のポスターに限らず、映画館の看板も昔は職人さんによる手描きが一般的だった。
中央線の青梅駅には、手描きの映画ポスターが駅に展示されていて、レトロな印象を今に残している。
その映画ポスターを1000枚以上手がけたのが、グラフィックデザイナーの野口久光氏。
元々、映画会社の社員として洋画ポスターのデザインをずっと手がけてきた。
数々の名作のポスターを手がけてきたが、代表作は、監督のトリュフォーをも魅了したという「大人は判ってくれない」。(実際、「二十歳の恋」の中で「アントワーヌとコレット」の小道具として使われている)
たしかに文芸座など名画座や、映画本でよくお見かけしてました。
その他、代表作としては、
「天井桟敷の人々」
「第三の男」
「禁じられた遊び」
「嘆きの天使」
「巴里祭」
など
日経新聞の記事で知ったけど、今年は野口氏の没後20年なのだとか。
彼のポスターのコレクターである根元隆一郎さんは、ポスターの展示会を企画するも当初は受け入れられなかったが、なんと今年、2014年3月にパリのシネマテークフランセーズで実施。本場のうるさい批評家たちにも絶賛されたのだとか!
現在は、京都で展覧会を実施中。
この展覧会、ぜひ全国をまわってもらいたい。
<実施概要>
主催:京都市、京都文化博物館、朝日新聞社
監修:根本隆一郎
企画協力:NPO法人 1古き良き文化を継承する会
期間:2014年10月7日〜12月7日まで京都文化博物館
会場:京都文化博物館
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