カラーになって再登場! 新・事件記者
モノクロの日活版と比べ、カラーになってみると事件記者たちの生きる世界もちょっと違って見える。オープニングは首都高をひたすら疾走する車の映像にBGMがのり、タイトルが流れる。
1966年当時だから、東京オリンピック(1964年)に整備された首都高がまだまだ新鮮で最先端のものだったから、いま感じるよりももっとスタイリッシュな印象だったに違いない。
相沢キャップや伊那ちゃんなど、いつもの調子ではあるものの、それでもやっぱりモノクロの日活版に見慣れてきたせいか、(カラー版は尺が長くなった割には)ちょっと物足りなさを感じる。スガちゃんがいないし、ひさごの女将やキャストが微妙に違っている。そして、監督が山崎徳次郎から井上和男へと交代している。
でもやっぱり、ガンさんのあの調子にはいつも笑わせてもらいほっとさせられる。
<シリーズ>
「新・事件記者 大都会の罠」
「新・事件記者 殺意の丘」
<作品概要>
「
新・事件記者」
(1966年 日本 90、92分)
監督:井上和男
原作:島田一男
出演:永井智雄、園井啓介、滝田裕介、原保美、山田吾一、大空真弓、芦田伸介
配給:東京映画
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