2014年11月14日金曜日
ニンフォマニアック Vol.2 Nymphomaniac
ジョーが語る衝撃な事実の向こう側
Vol.1の前編では、ジョーが“性”に目覚めた幼いころから若い時代を主に新人女優のステイシー・マーティンが登場していたけど、徐々に語り手であるシャルロット・ゲンズブールが登場するようになる。
シャルロット、かなり体張ってます。
ジェロームと再会し、家庭も持ちやっと愛のある性生活ができると思いきや、その頃にはジョーは不感症に陥り、それを解消するために新たな刺激を外に求め始める。そして、やがてそれに歯止めがきかなくなっていく。
・CHAPTER6 東方教会と西方教会(サイレント・ダッグ)
・CHAPTER7 鏡
・CHAPTER8 銃
・EPILOGUE
ジョーの暴走ぶりもすごいけど、それを体現するシャルロットがまたすごい。
黒人とのやりとりは、完全にコメディ(笑)
だけど、ジェイミー・ベル扮するドS男が出てきてからの本気でぶん殴られて、お尻丸出しでムチで打たれての展開はかなりマジ。 体張ってます。
ウィレム・デフォーとは思わぬ形でビジネスパートナーとなる。
この展開がまたすごい。
ジョーの才能が借金取りに活きるなんて誰が想像できるでしょうか。
この奇想天外で数奇な物語を淡々と感情を排して語るジョー。
ゆっくりとしゃべるけど、ヘビーすぎる人生。
こんな体験は映画十分。
これでもかと落ちていくジョーの人生、その加減はとどまることを知らない。
最後まで驚きある展開。
2部作になるほど長時間のストーリーだけどちゃんと最初とつながって、話としてはとても良くできている。
宗教や道徳などの既存概念を挑発し、タブーに挑戦しつづけながら、映画としてもしっかりと面白いものをつくってくるラース・フォン・トリアーのすごさを改めて感じる。
<作品概要>
「ニンフォマニアック Vol.2」 NYMFHOMANIAC
(2013年 デンマーク=ドイツ=フランス=ベルギー=イギリス 117分)
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルド、ステイシー・マーティン、シャイア・ラブーフ、クリスチャン・スレイター、ジェイミー・ベル、ユマ・サーマン、ウィレム・デフォー、ミア・ゴス、ソフィ・ケネディ・クラーク、コニー・ニールセン、マイケル・パス、ジャン=マルク・バール、ウド・キア
配給:ブロードメディア・スタジオ
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