2015年12月1日火曜日
ピクニック partie de campagne
ルノワールの失われた名作
第二次大戦中にナチスドイツによって破棄されてしまった幻のプリントを、シネマテーク・フランセーズの創設者アンリ・ラングロワが救出。
ルノワールの了承のもと編集作業が続けられ1946年にパリで公開された作品。
夏のある日、ピクニックに向かったとある一家の娘アンリエットは、現地で出会った青年アンリと結ばれる。そして別れと再会とを経て待ち受ける結末とは。
それにしても、この作品にまつわるエピソードがすごすぎる。
この作品はまるで、父であり画家であるピエール=オーギュスト・ルノワールの印象派の絵画のような世界観。
原作はフランスを代表する作家ギィ・ド・モーパッサン。
そして、スタッフ陣が豪華!
助監督には、写真家のアンリ=カルティエ・ブレッソン、映画監督のジャック・ベッケルやルキノ・ヴィスコンティらが名を連ねる。
今では考えられない大物ぞろい。
後半たたみかける展開はすごい。
このわずか40分の作品にはいろいろなものが詰まっている。
<作品概要>
「ピクニック」
(1936年 フランス 40分)
監督:ジャン・ルノワール
助監督:アンリ=カルティエ・ブレッソン、ジャック・ベッケル、ルキノ・ヴィスコンティ
出演:シルビア・バタイユ、ジャーヌ・マルカン、アンドレ・ガブリエロ、ジャック・ボレル、ジョルジュ・ダルヌー、ポール・タン、ガブリエル・フォンタン
原作:ギイ・ド・モーパッサン
配給:クレストインターナショナル
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