2013年10月9日水曜日

謝罪の王様


「あまちゃん」の次は“謝罪”がテーマ!

「あまちゃん」が大ヒットのクドカンが次に手がけたのが本作。監督に水田伸生、主演に阿部サダヲを迎え、「舞妓haaaaan!!!」、「泣くもんか」のゴールデントリオで劇場に笑いを起こす。

宮藤官九郎の笑いを体現するのに阿部サダヲはやはりすごい。絶妙な「間」と体全体をつかった「つっこみ」。井上真央ちゃんもがんばっていた(かわいかったし)、けど阿部サダヲはやっぱりすごかった。

“謝罪師”黒島譲(阿部サダヲ)は、どんな相手でも謝り倒し何でも解決してしまう謝罪のプロ。ひょんなことからアシスタントをすることになった倉持典子(井上真央)とともに、ヤクザの車への追突事故から国際問題まで、あらゆる手を使って問題を解決していく。そして土下座を超える究極の謝罪方法「土下座の向こう側」とは。


全部で7話からなるオムバス構成になっていて、次々と問題を解決し徐々にバラバラだった7つの話がつながっていく。そして黒島が謝罪師になることを決意した過去まで明らかに。
細かいギャグが満載でクドカンファンであればとにかく笑ってちょっと感動したりして楽しめるだろう。阿部サダヲが体現するクドカン流の笑いは実際面白い。映画では、竹野内豊、松雪泰子、尾野真千子、MATSU、高橋克実、濱田岳、六角精児、荒川良々などなど、豪華キャストを巻き込み笑いの世界を作り上げていく。(映画のエンドロールでジョン・カビラの名前があったけど、どこに出ていたのか。。。)


それにしても、岡田将希はコメディにハマると改めて思った。映画「告白」でも場違いなテンションの熱血教師を演じ“空気読めてない感”をみごとに出していた。本作でもセクハラで訴えられているにも関わらず「なんか〜、しゃあせん」と反省を全く感じさせない謝罪ぶりで笑わせてくれる。この映画、N.Yのプレミア試写でも爆笑だったとか。

エグザイルとE-girlsがエンディングをつとめ、最後まで見せ場を作ろうというサービス精神が伝わる。何も考えずに楽しむにはいい。


<作品概要>
謝罪の王様
(2013年 日本 128分)
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ、井上真央、竹野内豊、尾野真千子、岡田将希、荒川良々、濱田岳、MATSU(松本利夫)、鈴木伸之、小松和重、美波、柄本時生、六角精児、中野英雄、白井晃、濱田マリ、嶋田久作、池田鉄洋、岩松了、小野武彦、高橋克実、松雪泰子
配給:東宝

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