2014年8月3日日曜日
ホドロフスキーのDUNE JODOROWSKY'S DUNE
世界で一番有名な"作られなかった映画”の話
「スター・ウォーズ」、「ブレード・ランナー」など映画史に残る数々のSF映画に多大な影響を与えた幻の映画があった。
「エル・トポ」、「ホーリー・マウンテン」など奇想天外な作風でカルト的人気をほこるアレハンドロ・ホドロフスキー監督の幻のSF大作「DUNE」。驚くべきほどに豪華なキャストやスタッフで、制作されなかったのにこれだけの影響力を残し、実現していたらどれほどのことになっていたのかと思ってしまう壮大なプロジェクト。
幻のSF大作「DUNE」について、監督本人や当時の関係者へのインタビュー で、製作が頓挫した過程や、作品の全貌に迫る。
当時決まっていたキャストは、
芸術家のサルバドール・ダリ、そしてダリの愛人で数々のロックスターと浮名を流した、モデルのアマンダ・リア。ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、アンディ・ウォーホル作品の役者ウド・キア、アメリカ映画界の巨匠オーソン・ウェルズなど
今考えても信じられないキャスティング!
そして、スタッフ陣も、
バンド・デシネの天才メビウスがキャラクターデザイン、「エイリアン」の美術を手がけたH.R.ギーガーやダン・オノバン。音楽は、ピンク・フロイドが担当。
こちらも豪華。
ホドロフスキーのいきいきとした証言がいい。
「ドラッグなんかやらなくてもブッ飛ぶような映像作品を作るんだ」と言う。
特にデヴィット・リンチが「DUNE/砂の惑星」を撮ることが決まったと知ったときから作品を観た後の感想までのくだり、子どものようにはしゃぐホドロフスキーのあのリアクションが映画の中で一番面白かった。
<作品概要>
「ホドロフスキーのDUNE」 JODOROWSKY'S DUNE
(2013年 アメリカ 90分)
監督:フランク・パビッチ
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セイドゥー
配給:パルコ、アップリンク
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