2016年2月7日日曜日

エージェント・ウルトラ  AMERICAN ULTRA

若手有望株によるお祭りスパイ&プロポーズムービー

スパイものではあるけれど、プロポーズを巡ってのアクションラブコメディ。
「キックアス」を思わせるちょっとぶっ飛んだ展開が見どころ。

ダメ男のマイクは恋人フィービーへのプロポーズを計画するもいつも上手くいかない。そんなある日、バイト先のコンビニで謎の殺し屋に襲われるが自分でもよく分からないまま体が反応して一瞬で撃退。
マイクは実はCIAの生み出された最強のエージェントだった。

記憶を消された最強エージェントって、どこかで聞いた事ある設定ですが、とにかく2015年からスパイもの映画はとにかく多い。
「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」、「キングスマン」、「コードネームU.N.C.L.E」、「007スペクター」、「ブリッジ・オブ・スパイ」などなど。
その流れで「エージェント・ウルトラ」。「ボーン」シリーズ最新作も公開予定。
ん〜、多い。

本作の最強エージェントは、武器を持たない。相手の武器を奪うか、現場にある道具を凶器にかえ相手を倒す。漫画「マスター・キートン」にも凶器を残さない殺し屋が出てきたけど、マイクは大分ド派手に色んなものを破壊する。


主演は、ジェシー・アイゼンバーグにクリステン・スチュアートという売れっ子の若手俳優。この二人は、ウディ・アレン監督の2016年の次回作でも共演が決まっているとか。
アクションをこなすイメージのないジェシー・アイゼンバーグだけど、ド派手に相手を倒す割にアクションは小振りで、無駄のない動き。


脚本は、「クロニクル」が全米で大ヒットしたマックス・ランディス。
2年連続でフォーブス誌の選ぶ「30歳以下の影響力がある30人」に選出されている売れっ子若手脚本家。
本作のアイデアは実在したCIAのプロジェクト「MKウルトラ」からきている。
アクションでは「ボーン」シリーズに影響を受けているのだとか。

そして、監督は「プロジェクトX」でサイコーにおバカな高校生のホームパーティを描いたニマ・ヌリザデ。「プロジェクトX」は劇場未公開だけどくだらなくてかなり面白い。


ロンドン出身でミュージックビデオ、CMなどを手掛け評価され、「プロジェクト X」で長編デビューを果たした。
広告業界に進出するキッカケになったのがアディダスのCM「House Party」。



<作品概要>
エージェント・ウルトラ」  AMERICAN ULTRA
(2015年 アメリカ 96分)
監督:ニマ・ヌリザデ
脚本:マックス・ランディス
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュアート、トファー・グレイス、コニー・ブリットン、ウォルトン・ゴギンズ、ジョン・レグイザモ、ビル・プルマン、ダグラス・トニー・ヘイル
配給:KADOKAWA

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