いま、なぜ戦争映画が大ヒット!?
2013年12月公開ながら、早くも2014年の興行成績ナンバーワンになるかもしれないほど大ヒットしている。
戦争ものといえば夏公開が定番なのに、お正月映画として年明け後もずっと好調で、8週連続のランキング1位を獲得。「土竜の唄〜」に9週目で抜かれるも2位の座はキープ。堅調な興行を続けている。
ひょんなことから自分の本当の祖父は、昔、特攻隊員として死んだことを知った佐伯健太郎(三浦春馬)は、その祖父がどんな人物であったかを知るために当時の戦友たちを訪ね始める。祖父・宮部久蔵(岡田准一)は、凄腕のパイロットだった、海軍一の臆病者だったなど次第にその人物像が明らかになっていく。そして今まで封印されていた衝撃の事実も明らかになっていく。
口コミもあって老若男女に受け入れられている。確かに悪くないがなぜここまでヒットしているのかは正直分からない。
ヒット要素としては、人気絶好調の作家・百田尚樹氏の原作、CMでヘビーローテションで流れるサザンオールスターズの新曲「蛍」。V6岡田くん(大河ドラマも主演)の人気。強力な宣伝攻勢、などでしょうか。
でも、大作にありがちな要素だし。。
ゼロ戦という部分で言えば、2013年最大のヒット作「風立ちぬ」と共通点はあるが。。
大ヒット後に行ったことで構えてしまったのか、意外と泣けなかった。
山崎監督の「ALWAYS 三丁目の夕日」ではベタな展開に号泣したので、同じような展開を想像していただけにちょっと拍子抜けな面も。何かがしっくりこなかった。
しかしながらVFXはさすがに凄い。戦艦やゼロ戦の臨場感はお見事。たまにCG感は出てしまうけど十分迫力ある映像が表現できていた。
田中民(本当は水編)、染谷将太、新井浩文、夏八木勲など個性派の役者陣が良かった。その中でも岡田くんがかなり良い。なかなかかっこいいなと思ってしまった。
戦争美化にならず、戦争を知らない若者世代に戦争の悲惨さが伝わればいい。
<作品概要>
「永遠の0」
(2014年 日本 144分)
監督:山崎貴
原作:百田尚樹
出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、吹石一恵、風吹ジュン、上田竜也、田中民、夏八木勲、橋爪功、
主題歌:サザンオールスターズ「蛍」
配給:東宝
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