2014年9月27日土曜日

思い出のマーニー  


そういう話だったんだ 意外な展開

監督の米林宏昌は「借り暮らしのアリエッティ」に続く長編第2作目。鈴木敏夫プロデューサーに原作を渡され映画化してみてはどうかと打診を受けたのがキッカケだったとか。

プロデューサーの西村義明氏は、「かぐや姫の物語」に続き2作目のプロデュースとなる。鈴木さんが一線を退く宣言をした後を託されるというプレッシャーの中での最新作。

人と上手く接することが苦手な杏奈は、ある夏休みに療養も兼ねて北海道の親戚の家に下宿することになる。そこで不思議な少女マーニーと出会う。昼間は廃墟の湖畔の屋敷だが杏奈と会う時は家族と住まう豪邸となる。マーニーとは誰なのか。様々な登場人物によりやがてその全貌が明らかになっていく。

原作を知らないけど、とても面白い話だった。ミステリー仕立てで徐々に謎だったことが解き明かされていく。
だけど、最後は全部謎を丁寧に説明しすぎな感じが。きっとこういうことなんだろう、という程度にとどめておいてもらた方が好みだった。
でも子どもを意識して作れば分かりやすい方が良かったのだろうが、と勝手に推測してしまう。


<作品概要>
思い出のマーニー
(2014年 日本 103分)
監督:米林宏昌
製作:鈴木敏夫
プロデューサー:西村義明
出演:(声)高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳、大泉洋
制作:スタジオジブリ
配給:東宝

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