2014年9月3日水曜日
ジゴロ・イン・ニューヨーク Fading Gigoro
ジョン・タトゥーロがジゴロに見える(笑)
ウディ・アレンがしゃべりだすだけで映画の色調がウディ映画になってしまう。それだけこのひとの個性は強く、観客もそれを求めているところがある。ジョン・タトゥーロもそれを分かっているウディの配役だ。
作家性の強い監督に好まれる個性派俳優のジョン・タトゥーロだけに日頃は変な役が多い。(というかまともな役は見たことない)
だけど自分が監督して主演する作品はひと味ちがってモテモテの役だ(笑)そのあたりのギャップが微笑ましくて、良い。
親の代から続いた書店を自分の代でたたむことになってしまったウディはひょんなことから昔からの友人のフィオラヴァンテが女性の扱いに長けていることに目をつけ、一攫千金を目論みジゴロビジネスを始めるのだが。
この映画の大きな魅力は「音楽」。
パンフレット大塚恵美子さんも語っているように、もうひとつの主役と言ってもいい。
ここがまたウディ・アレンの映画のように思えてしまう、素晴らしいジャズが映画全般にちりばめられている。ジーン・アモンズの「カナディアン・サンセット」はじめオトナな雰囲気にさせてくれる名曲の数々。このサントラは間違いなく買い。
そして意外と豪華キャスト。シャロン・ストーンにバネッサ・パラディ。
バネッサはこんなにすきっ歯だったかと疑うほどすきっ歯が気になった。
<作品概要>
「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 Fading Gigoro
(2014年 アメリカ)
監督・脚本:ジョン・タウーロ
出演:ジョン・タトゥーロ、ウディ・アレン、シャロン・ストーン、バネッサ・パラディ、リーヴ・シュレイバー、ソフィア・ベルガラ、ボブ・バラバン
配給:GAGA
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