こういう映画が流行るって嬉しい
とにかく、キーラの歌声がキュート!
力んでない自然体な感じの弾き語りは、彼女の新しい一面を見せてくれてとても魅力的。
彼女のファッションも今っぽくて良くて。特に日本では好まれる感じのテイスト。
パンフレットでもファッション誌風におおたうにさんのイラスト付きファッション解説が載っているほど。
最初は全米5館での限定スタートしたもののクチコミで1300館に急拡大! なんとトップ10入りも果たすというすごい人気を博した作品。
ここ最近ヒット作もなくあげくの果てに会社までクビになった落ちぶれた音楽プロデューサーのダンと、ミュージシャンの彼と失恋し音楽の道を諦めかけていたグレタはある夜、ライブハウスで偶然に出会う。二人は新しい未来に向けて自力でアルバム制作を試みる。
監督は、「ONCE ダブリンの街角」(06)でストリートミュージシャンの恋を描いて注目されたジョン・カーニー。
音楽へのこだわりがすごく感じられるけど全然嫌味なところはない。
「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウみたいにいい音楽を上手く活用できる監督として今後も活躍してもらいたい。
お金がないことを逆手にとって、ニューヨークの街角をスタジオに、街の音をバックにアルバムを作るなんてとっても素敵なアイデア。
キーラ・ナイトレイの歌声も良かったけど、
マーク・ラファロのちょっとダメだけど憎めない感じのキャラ感がサイコー。
ジェームス・コーデンの愛嬌あるキャラもいい。
アダムは映画初出演、彼の歌声が劇中で聞けるからファンにも嬉しい演出。
ニューヨークの街角でゲリラロケして街の音と一緒にデモテープを作る。お金がないことを逆手にとっての見事な演出。
こういう音楽愛にあふれた感覚が伝わってくる作品が日本でもヒットしてもらいたい。
<作品概要>
「はじまりのうた」 Begin Again
(2013 アメリカ 103分)
監督:ジョン・カーニー
出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、アダム・レビーン、ヘイリー・スタインフェルド、ジェームス・コーデン、シーロー・グリーン、キャサリン・キーナー
配給:ポニーキャニオン
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