2015年2月14日土曜日
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ Fifty Shades of GREY
女子による、女子のためのスタイリッシュなSMラブストーリー
女子が好きそうな禁断ラブストーリーの展開。
全世界で1億人を虜にしたというエロティックでミステリアスなネット発のこの小説(女性原作)を、脚本、原作と全て女性によって映画化。
監督は、若き日のジョン・レノンを描いた「ノーウェア・ボーイ ひとりぼっちのあいつ」を撮ったイギリス人、サム・テイラー=ジョンソン。
若くして巨大企業のCEOとして名をはせるクリスティアン・グレイに学生新聞の取材を申し入れたアナスタシア・スティール。二人は出会ったその日から惹かれあい、支配的なクリスティアンは彼女にアプローチし始める。そして、意外な「契約」を申し出る。
とてもスタイリッシュに描かれた都会のラブストーリー。
だけど簡単に言うと、ドS男に調教される奥手女子。
そして、そのドS男はイケメンで大富豪で完璧なのだけれど、過去のトラウマで恋愛に臆病な体質という母性本能をくすぐるような、少女マンガか韓流ドラマのような展開。
こういうシチュエーションが女子に好まれるのは日本に限らず万国共通なんですね。
原作ではいろいろとバックグラウンドが描かれているのだろうけど、映画ではかなり省略されている感じ。
それに、クリスティアンの過去のトラウマは一体なんだったのか。
スタイリッシュでとてもカッコイイのに、思わせぶりすぎてよく分からなかったのが残念。
それにしても、R15指定ならモザイクはもういらないんじゃないでしょうか。
作品の本来の姿をただただ邪魔しているだけの存在。
いろんな意味でもったいない。
<作品概要>
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」 Fifty Shades of GREY
(2015年 アメリカ 126分)
監督:サム・テイラー=ジョンソン
脚本:ケリー・マーセル
出演:ジェイミー・ドーナン、ダコタ・ジョンソン、ジェニファー・イーリー、ルーク・グレイムス
配給:東宝東和
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