「神の目」のような全編空撮の視点
「全編空から撮った映像だけのドキュメンタリー」そこから台湾の歴史や今が見える。
そんな前評判で観てみたけど、
ホントだった。
そして感動できる。
台湾の美しい田園地帯や観光地など、さまざまな場所を空撮でとらえていく。
世界遺産のような壮大な自然もあれば、人間の無理な開発が原因で起こった自然破壊の現場。
そしてそれに隣り合わせで暮らす人々。
空から見た台湾の風景。
誰の声が聞こえるわけでもないのに、中の方まで見えてくる。
(もちろんナレーションで説明があるからなのだけれど)
チー・ポーリンの熱意こそがこの映画の原点。
その熱い思いに賛同したのが、台湾映画界の巨匠・ホウ・シャオシェン。製作総指揮を買って出た。これは心強い!
ホウ・シャオシェンの影響力はやはり強く、空撮というお金のかかる製作費も無事集まった。
他にも心強いスタッフが加わり、このドキュメンタリーは完成した。
日本のナレーターは、西島秀俊が担当。
汚された自然に対する悲壮感あるナレーションもよかった。
空撮という視点は、神が見ている視点かのようだった。
<作品概要>
「天空からの招待状」 看見台湾 Beyond Beauty Taiwan from above
(2013年 台湾 93分)
監督:チー・ポーリン
製作総指揮:ホウ・シャオシェン
ナレーション:西島秀俊
配給:アクセスエー、シネマハイブリッドジャパン
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