昔のホラーだから今観ると全然怖くない。
だからサスペンスやホラー要素に必要以上に意識をもっていかれることがなく、映画の違う部分がよく見えた。
今回その違う部分とは、ずばりファッション。
そう、ミア・ファローがスインギング・ロンドンのファッションを華麗に着こなしスクリーンに登場する。シーンごとに違う衣装を披露し、その数なんと26着!とか。
ミニのワンピースをここまで着こなす妊婦はこのミア・ファローくらいなものじゃないだろうか。
ミニスカートは70年代に入ってから日本でも大流行したというから時代の最先端ファッションを体現している映画でもあったわけだ。
ヘアスタイルにしても、ヴィダル・サスーンでカットしたという(劇中のセリフにもある)ショートヘアがとてもよく似合っていた。
Mia Farrow |
ミアのファッションはいま観てもとても新鮮!
それだけでもこの映画を観る価値がある。
映画としてもとても面白いのだけど、こういう要素があることはすごく大事。
女子が苦手なホラージャンルだけど、ファッション映画として観られることうけあいです。
<作品概要>
「ローズマリーの赤ちゃん」Rosemary's Baby
(1968年 アメリカ 136分)※日本公開1969年
監督・脚本:ロマン・ポランスキー
音楽:クリストフ・コメダ出演:ミア・ファロー、ジョン・カサベテス、ルース・ゴードン、シドニー・バラックマー、モーリス・エバンス
配給:マーメイドフィルム
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