銀座の名店「
すきやばし次郎」。
ミシュランガイドで5年連続三ツ星を獲得。予約を取るのも困難な超人気店。
80歳を過ぎても一線で寿司を握る店主、小野二郎とその息子たちを描いたドキュメンタリー。
頂点を極めるひとはストイックな人が多いのか、二郎さんも多分に漏れずストイックに寿司を極めることに日々精進している。
わずかな違いさえ許さない。極めるほどその仕事はシンプルになっていく。
極めるとはシンプルにいきつくことなのかもしれない。
この日本を代表する寿司職人を外国人が撮ったのがまた面白い。
登場する人物はすべて日本人、舞台も日本。
だけどやはり捉え方が違う。
職人というよりアーティストを追っているようだ。
その視点は、寿司をアートに昇格させてしまった。
料理人が料理しているのではなく、アーティストがアートを創作しているのだ。
日本を外からみる。
新鮮で感慨深い。
観た後は回転でない寿司が食べたくなる。
<作品概要>
「
二郎は鮨の夢を見る」
(2011年 アメリカ 82分)
監督:デビッド・ゲルブ
出演:小野二郎、小野禎一、小野隆士、山本益博
配給:トランスフォーマー
URL:http://jiro-movie.com
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