2013年8月24日土曜日

熱波 TABU


ポルトガルから凄い映画がきた。
すごい監督が出てきたというべきか。

今作ではじめて観たが、
とても才能を感じさせる監督。
ミゲル・ゴメス。「熱波」。

ポルトガルと言えば、今年はそうそうたる
メンツのオムニバス映画も公開される。
ポルトガル、ここに誕生す ギマラインス歴史地区
監督がすごい。
ペドロ・コスタ
マノエル・ド・オリヴェイラ
ビクトル・エリセ
そして、
アキ・カウリスマキ!

なんとなく、ポルトガル・イヤー。

そして今作。
ちょっと変わった老婆と周りの幾人かを描く前半と、
その過去を回想する後半。
一見、小難しくて難解なイメージがするが、後半は謎が解けていくような、
思いのほか楽しめる作品だった。

ある老婆の秘密にしていたアフリカ時代の過去が、最後に会いたいと伝えられた老人の証言から明らかになっていく、、、

モノクロの映像と時代を感じさせる雰囲気が映画をいい感じにさせている。
そして、この俳優がとてもイケメン、ジョニー・デップとオーランド・ブルームを
足して割ったようなワイルドさと甘いマスクを併せ持った逸材。
ポルトガルではどうか分からないが、世界的には無名な彼。
今作をキッカケにブレイクしてもらいたいものだ。

<作品概要>
熱波」 TABU
(2012年 ポルトガル=ドイツ=ブラジル=フランス 118分)
監督:ミゲル・ゴメス
出演:テレーザ・マドルーガ、ラウラ・ソヴェラル、アナ・モレイラ、カルロト・コッタ、エンリケ・エスピリト・サント、イザベル・カルドーゾ
配給:エスパースサロウ



0 件のコメント:

コメントを投稿