2014年4月21日月曜日
ヒッチコック HITCHCOCK
アンソニー・ホプキンスが怪演!気持ち悪いほど人間くさい、嫉妬と愛情とにまみれたヒッチコック。
サスペンスの巨匠ヒッチコックは、何とアカデミー賞を一度も受賞することがなかった無冠の帝王だ。その天才アルフレッド・ヒッチコック監督の内面と、その天才を創り上げ、支え続けた妻アルマ。二人の関係性にフォーカスを当てたの本作。
あのサイコの誕生秘話も描かれるヒッチコックファン必見の映画。
「北北西に進路を取れ」で世界的な評価を得た会見で、記者に引退について聞かれる60歳のヒッチコック。しかし彼に引退するつもりなど毛頭なかった。次回作はとても斬新で、刺激的な「サイコ」を企画していた。ところが映画会社や映倫からは不評でNGが出る。それでも撮影を強行するが、試写でも酷評され、追いつめられるヒッチコック。更には最高の相棒(脚本家で編集者)の妻アルマの浮気を疑い、嫉妬にかられ、仕事もプライベートも大ピンチになっていく。
アンソニー・ホプキンスが似過ぎていてキモい(笑)体型から何までヒッチコックでまさに怪演。さすがオスカー俳優です。
妻アルマに嫉妬して、ストーカー的に追ってしまうヒッチコックをハンニバル博士のアンソニー・ホプキンスが演じるから余計怖い。
天才ヒッチコックだけでなく、その妻にしてブレーンのアルマにもフォーカスした点がこの作品の面白いところ。あの名作「サイコ」ができるまでの意外な紆余曲折や、アルマの演出によって、できたあの名シーン。それに一旦お蔵入りになりそうになった「サイコ」を再編集によって夜に送り出した功績など、天才の陰には、ブレーンがいるものです。
<作品概要>
「ヒッチコック」 HITCHCOCK
(2012年 アメリカ 99分)
監督:サーシャ・ガバシ
出演:アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン、
配給:20世紀フォックス
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