2014年10月18日土曜日

グレース・オブ・モナコ  Grace of MANACO


ニコールのエレガントさが際立つ映画

女優ってキレイに映らなくちゃいけないから大変だな、と勝手に違うところの感想を持ってしまう。そのくらいニコールをキレイを見せようとがんばってる感の方が伝わってしまった。

南仏に隣接する世界で2番目に小さな国、モナコ公国。1962年、フランスに課税をするかフランス領にされるかという、海に面した美しい国に訪れた大ピンチを、この国に嫁いでプリンセスとなったハリウッド女優グレース・ケリーは、女優は引退しつつも一世一代の大芝居に打って出る。

ロケーションやファッション、美術はとにかくキレイ。崖の上の古城の夜のライトアップは本当にロマンティックな光景。だけど実際のロケーションはフランスのマントンやイタリアでも行われたとか。1950年代当時のモナコと現在では大分変わってしまっているようで、イメージを出すためにいくつかの場所の風景で構成されている。

そして、衣装にはクリスチャン・ディオール、ジュエリーはカルティエが提供。ランバンのドレスにシャネルのアンサンブルスーツ、エルメスはスカーフやケリーバッグで協力とハイブランドがこぞって衣装協力している。
ちなみにグレース・ケリーが妊娠を悟られないようパパラッチからお腹を隠した大きなバッグが後に“ケリーバッグ”と言われるようになったのは有名な話。

ニコールはハイブランドがとにかく似合う。ケイト・ブランシェットにも負けないエレガントさ。「ブルージャスミン」では偽物セレブだったけど、こちらは貴族という完全なるセレブ。そこに負けないニコールの優雅さはさすが。


<作品概要>
グレース・オブ・モナコ」  Grace of MONACO
(2014年 フランス=アメリカ=ベルギー=イタリア 103分)
監督:オリビエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ
配給:GAGA


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