ハネケは確信犯である。
そう思ってきた。確信犯的に後味の悪い作品を作り続けて人間のダークな部分を見せつけて偽善者をだまらせるような作品を世に出している監督。そう勝手に思っていたが、本作ではあまりにストレートにテーマをぶつけてきた。
わたしたちは<映画>を観たのではない、<事実>を目の当たりにしたのだ。涙を流す余裕はない。
(谷川俊太郎)
その通り。なんかすごくしっくりくるコメントだった。老夫婦の愛の物語、老いとの葛藤。愛する人が老い、今まで通りの生活ができなくなったときひとはどうするのか。
どこの国でもある老夫婦の物語だ。
Micael Haneke |
<作品概要>
「愛、アムール」 Amour
(2012年 フランス=ドイツ=オーストリア 127分)
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リバ、イザベル・ユペール、アレクサンドル・タロー、ウィリアム・シメル
配給:ロングライド
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