伝説のデザイナー イームズ夫妻
イームズチェアといえばおしゃれなカフェにいくとお目にかかる。自分の店に置くのであれば憧れのイームズチェアを選びたい。そんな店主のこだわりが伝わってきたりする。そのお眼鏡にかなうのがイームズチェアだったりする。
目利きのひとに愛される、そんなプロダクツを生み出すデザイナーだから、まさに“伝説のデザイナー”という印象。その彼らを映した映像や当時のスタッフの証言を中心に構成され、イームズ夫妻がどんな人物でどんな仕事スタイルだったのかが分かる、とても貴重なドキュメンタリー。
イームズに興味のあるひとだったら絶対に一見の価値がある作品。
彼らの生み出すプロダクツの中には「映画」もある。
意外かもしれないが結構積極的に映像制作をしていたのだ。
代表作は、もちろん「パワーズ・オブ・テン」
デザイン系の作品と思ってみたら度肝を抜かれるスケール。CGのない時代に作成されたかなり実験的なこのショートフィルムは今観てもすごい!(劇中で観られます)
特にイームズというと建築家チャールズが取り上げられがちだが、あまり表に出ずチャールズを持ち上げる役にまわった妻レイにもしっかりフォーカスをあて、彼女がいなければイームズは成り立たない存在であったことが分かる。
本作では彼らの仕事の部分の以外にも、自ら設計してこだわりぬいた自宅や私生活(まさかの不倫問題とか!)まで描かれているので、イームズ夫妻の知られざる一面もかいまみれる。ファン必見の1本。
<作品概要>
「ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ」 Eames;The Architect&The Painter
(2011年 アメリカ 84分)
監督:ジェイソン・コーン、ビル・ジャージー
出演:チャールズ・イームズ、レイ・イームズ、ルシア・イームズ、イームズ・デミトリオス、ポール・シュレイダー
配給:アップリンク
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