2013年9月9日月曜日
ゼロ・ダーク・サーティ Zero Dark Thirty
キャスリン・ビグローが描くもうひとつの戦い。
国際的テロ組織アルカイダの指導者であるビンラディン暗殺作戦。ニュースでも大きく報じられたこの作戦の立役者はひとりの女性だった。
日本でも大きく報じられたこのニュース。だけど誰がどんな方法でどうやって居場所をつきとめたのか、作戦遂行の中で何が行われていたのか。このトップシークレットに独自ルートで迫り、関係者への入念な取材に成功したのが監督のキャスリン・ビグローと脚本家のマーク・ボールだったそう。それにしても“独自のルート”って。。。どんなルートをもってるんでしょうか。前作「ハート・ロッカー」の時にテロ関係のコネクションができたのか。
「ハート・ロッカー」の時もそうだったけど固定カメラではなくて手持ちカメラや兵士がヘルメットにつけている小型カメラの映像を多様することで実際の戦場にいるような臨場感が演出されていてとても緊張感のある映画になっている。だけどいつドカーンと来るか分からないハラハラドキドキな感じは個人的にすごく苦手。劇場にいる間ずっと拳を握りしめ、映画が終わると一気に脱力。
ちょっとした運動と同じくらい体力使ってんじゃないだろうか(笑)
ジェットコースターとかお化け屋敷が得意なひとにはオススメ。
それにしてもキャスリン・ビグローの作る作品は男っぽい。男しか出てこない作品もあったりして男性監督かと思う。キアヌ・リーブス主演の「ハートブルー」は良かった。
そんなキャスリンも結婚歴がある。お相手はあのジェームズ・キャメロン監督。前作「ハート・ロッカー」がアカデミー賞にノミネートされた際に賞争いをしたのが元夫が撮った「アバター」。そして「アバター」が賞を総なめにした。なんとも映画人らしい再会。
この「テロもの」というお題。キャスリン・ビグロー監督と相性がいいのだろう。
テロや戦争が背景にあるこのお題で、ハート・ロッカー」に続いての、もうひとつの戦いを描いて本領を発揮したのが本作だ。
<作品概要>
「ゼロ・ダーク・サーティ」 Zero Dark Thirty
(2012年 アメリカ 158分)
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、ジェニファー・イーリー
配給:GAGA
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿